構造は、チップコンベヤ付きのタンクの中に、外周に濾材を貼ったドラム状のフィルタがあり、クーラントが重力によりドラムの外側から内側へと流れることにより濾過する構造となっています。濾過した切粉などはチップコンベヤで装置外に排出されます。
これは主にアルミの切粉の濾過に使用され、重力で濾過するため、構造が簡単で、他のフィルターと比べると比較的安価であり、フラットベットフィルタなどに比べても、フィルターへ送るポンプが不要なので低い電力量で済むほか、ドラムの径を小さくして複数配置することにより、タンクの高さが押さえられると言ったような特徴があります。
濾過能力としましては毎分100~50,000L以上まで対応できます。1999年にアイシンAWの岡崎工場殿に納入した設備で毎分53,000Lのものがあります。これはタンク長さが38mと世界最大級と聞いております。
供給量=ドラムの大きさによってMDと称するミニドラムとCDと称するドラムフィルターに分類しています。